父の借金の影響を受けた借金地獄の幼少期
時折、父の借金のせいで極貧だった幼少期の話を書いていますが、カウンセリングを受けているからか色々な事が思い出されます。
その中でも非常に辛かったお金の事を思い出しました。
父の借金の影響を受けた借金地獄の幼少期
私の父は悪い人でしたので、沢山の借金(幼少期でしたので金額までは知りませんが)を抱えていました。
病気であった事から働けなかったのは事実でしたが、そのせいでか分かりませんがギャンブルが好きでした。
暇があればパチンコに競輪競馬とやってタバコも買えないほどにお金を注ぎ込んでは祖母を泣かせていました。
お金が無くなった父と父に泣かされ続けた祖母との板挟みになっていた私。
あれは7歳くらいの時の事だったと思います。
両替を命令されました
お金がなくなり家にあった1円や5円玉を50枚1本にまとめて数本作った物を持たされ、祖母や叔母に両替してもらってこいと命令され行かされました。
当然父のギャンブルで祖母も叔母も泣かされていましたから、それを持って行った私の話には取り合ってくれませんでした。
凄く嫌でしたが私がどうこう出来るワケではありませんから、そのままそれを持って父の元に戻りました。
両替してもらえなかった事を伝えると父は怒りに任せて、そのお金を奪い取りました。
泣きながらお金を集めた記憶
そして50枚1本にまとめられたお金をバラきながら、祖母の家の玄関に文句を言いながら投げつけていました。
私が悪いわけではありませんでしたが、投げつけたお金を拾おうとした時に父に酷く叱られたため、全部投げ終わるまでそれを眺めて立ち尽くしていました。
そして父が立ち去った後、泣きながらそのお金を集めた記憶が残っています。
私がカウンセリングにより、自身がどのような状態であるか知り、色々とそれについて調べて分かったのですが、私は父に虐待は受けてはいませんでしたが、父のそういう態度を繰り返し見ていた私の脳はDVを受けていたのと同じ状況であったと知りました。
今思うと、そんな境遇を弾き飛ばすかのように、ずっと無理をしながら何ともない(思わない)顔を作って生きていた気がします。
結局大人になっても借金地獄を生きてしまいました。
膵臓癌であった父の事を子供の頃は嫌いだと思った事は1度も(記憶には)ありませんでしたが、1つだけどうしても嫌だったことがあります。
父は医療保護を受けていたので、基本的に(勿論同じ内容で何ヶ所もはダメですが)病院はお金がかかりませんでした。
膵臓が痛み始めると病院へ行くのですが、ギャンブルをしてタバコを買うお金が無く病院の灰皿を漁って吸えそうな長さが残っているタバコを取り出してよく吸ってました。
誰が吸ったかも分からないタバコを漁る父が凄く嫌でした。
だからこそ、抜け出さないといけないと本気で思っています。